空き家は「売る」べきか?それとも「壊す」べきか?判断に迷う方へ

空き家をどうするか悩む男性

空き家を所有している方にとって、「この家、どうしたらいいんだろう…」という悩みは尽きません。
売却するべきか、いっそ解体して更地にするべきか──。
どちらにもメリット・デメリットがあり、自分の状況に合った選択がわからず、数年単位で放置してしまっているというケースも少なくありません。

今回は、空き家の「売る・壊す問題」について、判断のポイントや注意点をわかりやすく解説します。
記事の最後には「あなたにとってベストな選択」が見つかるヒントもありますので、ぜひ最後までご覧ください。

売却か解体か?それぞれの特徴と費用目安

■ 売却の場合

  • 【メリット】
    ✓ 売れればまとまった資金が手に入る
    ✓ 固定資産税などの維持費から解放される
    ✓ リフォーム前提の購入者も多く、古くても売れるケースあり
  • 【デメリット】
    ✗ 立地が悪いと売れにくい
    ✗ 仲介期間が長引く可能性がある
    ✗ 荷物整理・契約関連の手続きが必要
  • 【費用目安】
    ✓ 仲介手数料(売却価格の約3%+6万円)

■ 解体の場合

  • 【メリット】
    ✓ 更地にすることで活用の幅が広がる
    ✓ ご近所からの苦情・トラブルを未然に防げる
    ✓ 古すぎて売れない物件でも、土地として再評価されることも
  • 【デメリット】
    ✗ 解体費用がかかる
    ✗ 固定資産税が上がる(建物がなくなるため)
    ✗ 再建築不可のエリアでは売却が難しくなることも
  • 【費用目安】
    ✓ 木造住宅:約30万〜80万円(延床30坪の場合)

判断に迷ったら「目的」と「現状」を整理すること

売却と解体、どちらを選ぶべきかは、所有者の「目的」と「物件の状態」によって大きく異なります。以下のチェックポイントを参考に、自分にとって何がベストかを考えてみましょう。

✅ こんな方は売却向き

  • 築年数が比較的新しい(築30年未満)
  • 利便性の高い場所に建っている
  • 固定資産税が重く、早く手放したい
  • 自分で管理・維持できない

✅ こんな方は解体向き

  • 建物の老朽化が激しい(空き家歴10年以上)
  • 修繕費の見通しが立たない
  • 近隣からの苦情が出ている
  • 土地活用(駐車場など)を検討している

空き家問題、後回しにすると損をする?

「とりあえずこのままで…」と空き家を放置してしまう方も多いですが、それには大きなリスクがあります。

  • 特定空き家に指定されると、固定資産税が最大6倍になる
  • 倒壊や火災などで損害賠償責任が発生する可能性
  • 相続人間のトラブルに発展するケースも非常に多い

特に、2023年に施行された「改正空き家法」により、行政の指導・勧告・命令のリスクも高まりました。
一見まだ使えそうな空き家であっても、早めに“判断”することが最大の防衛策です。